熱赤外線調査を構造物に利用することにより、コンクリートの表面剥離の探査が可能です。
打音調査でも剥離調査は可能ですが、今回のように人の手が届かない高所の場合、遠方から探査できる熱赤外線調査は特に有効な手段といえるでしょう。
右の画像をご覧いただくと、構造物表面の温度差があることが視覚的に把握でき、表面剥離が表れていることが顕著に分かります。
近年では、吹付法面の老朽化に伴う崩壊及び剥落による災害が増加しており、2011年の東日本大震災の発生と相まって、熱赤外線探査による診断ニーズはさらに高まっています。